女性プログラマに聞く!キャリア形成と技術職の市場価値

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こんにちは、Kaoriです。

今回は占いコンテンツ制作を行う当社の女性プログラマAkiさんにインタビュー。
プログラマという職業柄、男性の多い部署内で働くAkiさん。
その環境での働きやすさ、働きにくさがあるのかどうか?そして、これからどんな技術者になっていきたいか?
技術者ならではの視点から、どのように会社・働き方を捉えているか、教えていただきました。


■Aki:2015年2月入社。立正大学を卒業後、システム開発会社にてJavaを中心とした開発業務に従事。設計から保守運用までを担当した後、韓国への語学留学を経てメディア工房へ入社。現在は占いコンテンツ事業部技術チームに在籍し、モバイルコンテンツの制作・開発に携わる。

文系女子が客先常駐型のエンジニアへ。同期の存在が支えに。

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Kaori:今日は、プログラマー・エンジニアという職業のやりがいや大変なこと、これまでの経緯など伺えたらと思っています。まずAkiさんが具体的にどのようなお仕事をしているのか、お聞きしてもいいですか。

Aki:私は、占いコンテンツのなかでもモバイルの月額サイトを作っています。基本的には企画(コンテンツプロデューサ、CP)からこういうのを作ってもらいたい、という要望をもらって、技術的に可能かどうかを判断して、それを形にするっていう感じですね。デザインとか骨組みとかとは違って、もっと裏側の技術的な面で形にしいていくのが主な仕事です。

Kaori:入社する前からプログラミングは学ばれていたのですか?

Aki:大学卒業後からはずっと技術職で働いています。ただ、言語は変わりましたよ。前職ではJavaを使っていて、PHPをやるようになったのはメディア工房に入社してからですね。

Kaori 言語というのは…不勉強でわからないのですが、ホームページとかを作るための…?

Aki:簡単に言えば、そうです。言葉も日本語とか、英語とかあるみたいに、プログラム言語もいろいろあるんです。難しいですよね(笑)。私も初めはチンプンカンプンでしたもん。

Kaori:どうしてそういう専門的なお仕事に就こうと思ったのですか?

Aki:大学は文系だったんですけど、私が就活していた頃は、結構文系でもガシガシ技術職を採用していましたからね。まあ今でもそうなのかもしれないですが…。プログラマやエンジニアは人手が足りないって万年言われているので、その頃は特に「文系の人でも出来ます!」みたいな触れ込みが多かったから「私もできるかも」と思って志望しました。あと、在籍していた学部が経営学部だったんですけど、担当教諭が元SEだったので、在学中もそういう講義を受けていたから抵抗はなかったんですよね。

Kaori:じゃあ、文系といっても情報処理みたいな理系寄りの勉強もされてたんですね。

Aki:ほんの少しですよ。専門的な人から見たら、「かじってますね」くらいのレベルです。一応、ほんのちょこっとだけ在学中にプログラムも触っていたので、単純に「面白そうだなあ」と思って。結構軽い気持ちで。

Kaori:就職してから本格的にプログラミングを勉強とかすることになったと思いますが、いかがでしたか?

Aki:大変でした!むちゃくちゃ大変でした(笑)。やっぱり学生の頃は特に縛りも約束事もないから、プログラムもが自由に書けるんです。言語も何を使っても良いので、好きなもの使って。もちろん、ベースとなるものは教えてもらうんですけど、それだけですね。ベースだけ教えてもらってあとは自由にっていう感じなので。
でも、会社でプログラミングやるってなると、やっぱり作る上での決まりがちゃんとあるんです。特に前職では客先常駐型で他社の案件に携わる関係もあって、決まりが結構多くて厳しかったんですよね。「これをやるときはこれを使ってください」とか、名前をつけるにも名前の付け方みたいなルールがあったりとか。作りはじめる前の段階で「今回はこういうふうにします、ああいうふうにします」って設計とかも細かく作りこまなければいけなかったので、全然違うものでした。

Kaori:では、新卒でご入社されたあとは、とても苦労されたんですね。

Aki:まあでも、結局、みんなそうだったので。同期の女の子は文系出身者多かったですからね。「全然わかんないけど、皆で頑張っていこう!」みたいな、学生ノリがあったから頑張れました。「大学卒業したのにまだ勉強するなんて、学生っぽいなあ」と思いながらやってましたね。

職業柄、男性が多いのは当たり前。むしろ、女性ばっかりのところで働く自信がないですね。

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Kaori:前職をお辞めになってから、すぐメディア工房に?

Aki:いえ、1年半くらい韓国に留学していました。なので、ブランク2年くらいかな。

Kaori:そうでしたか。1年半の間にもプログラミングって新しいものが入ってくるのではないですか?

Aki:ですね。特に、前職はあまり新しい技術を取り入れずに従来の言語、従来のやり方で堅実に作っていくようなシステムでしたので、むしろメディア工房に入社して初めて触れるもののほうが多かったですね。

Kaori:前職でもメディア工房でも、そもそもプログラマーって女性が少ない職業、というのが一般的に言われていると思うのですが、実際これまでいかがでしたか?

Aki:確かに、どこに行っても男性ばっかりですね。もうそれが当たり前で、違和感ややりづらさなんて感じないですけどね。初めて就職したときからずっと、同じ職場やチームに女性が1人~2人かいたら十分なくらいです。性別の偏りによってどんなメリット・デメリットがあるかとかは気にしたことがないからあまり明確にはわからないですけど、でも私の場合、逆に女性ばっかりのところで働く自信が無いです。もうずっとこれできてますからね。

Kaori:メディア工房全体としては女性が多いのでなかなか特殊ですよね。男女の偏りによって働きにくいとか、働きやすいとか、そういうところってありますか。

Aki:どうなんだろう…。それぞれの環境が働きやすいかどうかってけっこう個人の主観によるところが大きいから、なんとも言えませんが。ただ、一般論として『女の人は感情的になりやすい』というのはよく聞きますけど、確かに感情的なものはないかも知れません。好き嫌いで仕事に影響が出たりすることもないですし。でも、逆に大変なのは理論的すぎることですね。技術者の場合、余計にそうなのかもしれませんが、特に男性はやっぱり理論的な仕事の仕方をするなと感じます。例えば、「わからない」ことが起きたときに、「何がどうどこまでどうなってわからないの?」、みたいなことを聞かれて、「いや、なんとなくわからないです」ってなってしまうことはありました。「そうじゃなくて、そこまでのプロセスを教えてくれないと」、って押し問答みたいになっちゃう。まあ仕事ですから当たり前だし、何でもそうなんですけど。感覚的にわからなくなって躓いたときに、自分が説明できないと相手も教えてくれない、みたいなことはありました。

Kaori:そういう点では、慣れるまでわからないことひとつ聞くにしても大変そうですよね。

Aki:最初はすごく大変でしたね。新卒で入社して、1年目の時は結構厳しい先輩だったので、特にそれを厳しく言われて、質問しづらさを感じていました。わからないから質問したいんだけど、結局自分で「どこまでわかって、何がわからないのか」を組み立てて持っていかないと話をあんまり聞いてもらえない印象があって。

Kaori:それは今でも、というか、メディア工房でも同じようなやり取りがあるんですか?

Aki:いえ、前職ですね。メディア工房の技術者の先輩がたは全然そんなことないですね。結構ざっくりした質問でも教えてくれるので、とても有り難いです。「今こうして、こうなる感じなんですけどちょっとここから先が…」って、こちらがふわっと質問してもそこから『私がなぜふわっとなっているか』を導いてくれるので、本当仏のような存在ですね(笑)。

Kaori:女性は仕事でも感覚的な捉え方をしがちですけど、メディア工房だったら仕事上で論理的すぎることもないってことですかね?だとしたら、やりやすい部分ですよね。

Aki:私が入社して2年は経ちましたけど、そういうコミュニケーションのとり方の面でのしんどさとか抱えて働いてた方はいなかったかなと思いますね。基本のびのびと仕事できるし、わからなかったら隣近所の先輩社員とかに気軽に聞きやすい環境ではあるかなあと思います。それに、男性が多いチームではありますけど、そのぶん女性であることも配慮してくれているようにも感じますね。基本、早く帰ってとは言われますがどうしても終わらなくて帰りが遅くなる日は心配して声をかけてくれたり。大事にしてもらえてるな、と思います。

Kaori:プログラマの皆さんは、それぞれ別のコンテンツを担当して一人ずつ別の業務をしていらっしゃるんですか?

Aki:そうなんです。だから皆で一緒にやる、チームワークみたいな感じとはちょっと違いますね。それぞれが担当を持っているから、「手伝う」ってことができないんですよ。今の環境的にも。みんなで一個作ろうとしてしまうと、作業がバッティングして同じものを触ってしまうとダメなんですよね。そういう意味では基本的には個な感じはあるんですけど、アラートを上げれば聞いてくれます。ただ、それぞれみんな自分の業務で精一杯なので助け合うみたいな雰囲気にはなかなかなれないですね。

Kaori:そうでしたか…技術チームの人たちは遅くまでいらっしゃる日もありますもんね。

Aki:どの会社でもそうなんでしょうけど、人手が足りないですからね。人と仕事量のバランスが適切でない気はします。メディア工房の場合、新規コンテンツを月あたり2本リリースしているので、3~4人体制くらいで回したいんですね。新規やる人、新規以外をやる人、といった風に。新規以外では、例えば運営チームからくる案件もあるし、今のフレームワークとかをより良くする改修もしなくてはいけないし。こういうローテーションをうまいこと組めたら、自分が新規コンテンツに携わっている時期を繁忙期として、それ以外の時間は別の自分の技術の勉強もできてとても理想的です。

自分の伸びしろを残しておくためにも、常にアンテナを張り続けたい。

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Kaori:少し技術よりなお話も伺ってみたいのですが、Akiさんはどの言語が一番書きやすい・好きだ、というのはおありですか?

Aki:好き…そうですねえ、Rubyは新鮮でしたね、私は。ああいう書き方をしたことなくて。元々はJavaを使っていたんですが、もう書き方も処理のされ方も全然違って。だから、やっていて「面白いな」とは思いました。ずっと使ってきて慣れた言語ももちろん楽で良いのですけど。技術者的には、新しいものを触るとちょっとわくわくする瞬間はあるので。

Kaori:なるほど…移り変わりの早いプログラミング言語の世界だと思いますが、Akiさんご自身として今後どんな技術者になっていきたい、みたいなものってありますか。

Aki:漠然としていますけど、でもやっぱり新しい言語は、ちゃんと吸収していきたいです。技術者としてはどうしてもずっと同じもの使い続けるのは良くないというか、あんまり伸びしろがなくなってしまうかなと思うところはあるので。もし触れるのであれば、新しいことはちょっとずつでもいいからやっていきたいなと思います。いろいろ時間的な成約もあって難しいですけど、私はこの仕事しかしたことがないしきっとこれからもやっていくと思うから。そう考えると新しい技術の情報だけでも、せめてアンテナ張っていなくちゃと思いますね。

Kaori:すごいですね。私だったら、日々新しい情報が更新され続けたらキャッチアップしきれず諦めてしまいそうです…。

Aki:やっぱり周り見ていると刺激を受けるんですよね。「今度新しくこういうことができるようになったらしいよ」、みたいな話を聞くと、「できるんだ!」みたいな気持ちになるし、そこにテンションが上がっている自分がいますね。

Aki:プログラマをはじめ専門知識を要するお仕事だと、「新しいものを取り入れる=自分の市場価値が上がる」というイメージがあります。ちゃんとアンテナを張り続けていることが自分の武器になるというのは羨ましいです。

Kaori:また、メディア工房では、半期に一度自分で目標設定をしますよね。Akiさんのお気持ちとしては、やってみていかがですか?

Aki:技術者は目標を立てるのがすごく難しいなと思って、毎回苦戦してますね(笑)。営業さんであれば「売上達成率●%!」って数字を掲げてそれにコミットすると思うんですが、プログラマやデザイナー、コーダーはそういう数値で示せる指標がないので。

Kaori:目標をどう立てるかですよね。確かに、どうやって立てたらいいのかわからないです。

Aki:「自分の知らない範囲の技術的知識みたいなものを実践したい」みたいなことを書くことは多いですね。私であれば、今はまだプログラミングの部分に特化しちゃってるので、もう少しフロントエンドとかサーバーとか、自分の理解できてない別の範囲の知識をつけたい、とか。わかってるんですよ、上長からしても、やっぱり評価もしづらいことも。「勉強しました」と言っても、それを何で測るんだという。数字とか点数で表せない、目に見えて評価がしづらいんですよね。
あとは何かしらの資格を取るとかも、目標としてはよくありました。これだとわかりやすいじゃないですか。合格したかどうかで判断できますからね。もちろん仕事をするうえで目標そのものは必要だとは思うし、無いよりはあったほうが良いと思うんですけど、これだけで評価をして昇給・昇格が決まってしまうのだとしたら、どう頑張ればいいのか難しいです。数値化しづらい仕事で働いている職種向けの目標管理方法があれば、導入してもらいたいと思いますね。

Kaori:そうですよね。貴重なお話、ありがとうございました。これからも当社のコンテンツ制作を支える存在として、よろしくお願い致します!

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