来日9年目、海外営業として活躍!文化圏の違いに奮闘する日々

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こんにちは、ayaです。

今回は年初より発足したばかり!新規事業部隊である海外事業戦略チームのリンさんにお話を伺ってまいりました!

入社から半年、日本で働くことを決意したリンさんの思いや抱いている葛藤…また、今後のキャリアビジョンや休日の過ごし方についても伺いました。


■リン 2017年メディア工房入社、中国広東省広州市出身。2008年に来日し、大東文化大学にてアジア地域の文化について学ぶ。現在はアライアンス統括部にて中国展開の事業戦略チームに在籍し、中国圏の占い師開拓を積極的に行う。趣味はスポーツ観戦、読書、映画鑑賞。

来日から9年。家族を母国に残してでも、今はまだ、私は日本で働きたい。

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aya:リンさんは中国のご出身ですよね。学生を卒業してからは中国で働こう、母国に戻ろう、とお考えにはならなかったですか?

リン:はい。ただ、去年の8月時点では、まだ「卒業後は日本で働きたい」とは思ってなかったんです。私は2008年に来日してもう9年経つんですが、この間に家族と過ごす時間は少なかったし、家族と体験できることは少なかったと感じていました。それに私は一人っ子ですので、できれば社会人になったら親の元に戻りたい、親孝行したいと思っていたくらいでした。

それが去年の9月以降、別の思いが芽生え始めたんです。「せっかく日本にいるんだから、もっと日本の社会人生活や職場生活を体験したい」「日本企業で働いてみたい」という風に。なぜなら、もしこのまま卒業して帰国に戻ってしまったとしたら、今後日本で働くチャンスは絶対に少なくなると思ったからです。もしかしたら、二度と日本で働くことはないかもしれないと思いました。

aya:なるほど。卒業時期が近づくにつれて、お気持ちが変わってきたんですね。

リン:あとはやっぱり、自分自身がもっと自立しないといけないと思ったんです。帰国してしまったら毎日親と一緒に生活するようになります。それはもちろん幸せだと思うけれど、日常生活のことは恐らく母親に任せてしまうだろうし、家事や炊事も親に任せてしまうようになってしまうのはわかっていました。そうなると、私はなかなか成長できないだろうなと思ったんです。

そんなこともあって、まだ自分は日本でいろいろ体験しながら、もっと成長したいと思うようになりました。

aya:そこからの就職活動は大変だったでしょうね。どのようにお仕事を探されましたか?

リン:学校のキャリアセンターで先生と相談したり、ハローワークや求人サイトに登録したりして仕事を探していました。特に日本人の仕事探しの方法と変わりはないと思います。なかでも私はメディアや広告に興味があって、そうした業界を見ていて、エンタテイメントに関するところで働きたいと思っていました。

aya:メディア工房という企業を知ったきっかけを教えてください。

リン:私の友人が、メディア工房の社員の方とつながりがあって、去年の11月頃に紹介してもらいました。「メディアやエンタテイメントに関する会社だから、興味があったらどう?」と言われて。
面接は2回で、最初は配属部署の部長と、紹介者の菊池さんとお話しました。最初の面接の時にメディア工房をかんたんに紹介してもらって、入社後の仕事内容なども教えてもらいました。緊張しましたけど、優しくお話してくださったのを覚えています。作業スペースも少し見せてもらって、雰囲気もいいなと思っていました。

2回目の面接では社長にお会いしました。30分くらいだったかと思います。2回目の面接は、緊張してしまってあまり覚えていないですね。それから2週間後くらいに内定が出て、今年(2017年)の1月に入社しました。

日本企業で働いて初めて見える、職場の雰囲気・人間関係

aya:入社して早くも半年以上経ちますが、実際の職場の雰囲気や人間関係はどうですか?

リン:社員の方々はみんな優しいな、と思います。入社当初は、私の人生初の仕事で、しかも日本の会社で、私にとってはわからないことがいっぱいでした。初めのうちはコピー機の使い方もわからなかったくらいですから。でも、同じチームの先輩社員の方々が優しく詳しく教えてくれたので、続けてこれたのだと思います。今でも会話の中でわからない日本語はあるので、私が理解できていない時は、皆さん簡単な言葉やわかりやすい言葉に言い換えてくれます。

aya:周囲の協力的なメンバーに恵まれているのですね!実際にお仕事をなさって、日本企業と中国企業の違いを感じることはありますか?

リン:そうですね、日本人は業務も詳しく緻密で、どこまでも細かくするというイメージがあります。中国だとそんなに細かくないですから(笑)。文化の違いがあるのでそれはわかっていることなんですが、私の文化圏の視点で見ると、実際に仕事をしていると「上長のチェックは厳しいな」と感じることもあります。中国企業とのやりとりも、私が先方と仕事をする上ではお互いの理解も不一致になることがあるので、気をつけないといけないと思います。

aya:既に中国企業とのやりとりも行っているんですね!改めてリンさんの仕事内容を教えていただけますか?

リン:はい、今は中国の占い師先生を探すのが私のメインの仕事です。他には、中国企業とのやりとりをするための翻訳で打ち合わせに同席したり、中国マーケットの情報収集を行ったりしています。やっぱり、今後中国で事業展開をしていくためには、現在の中国の状況を把握しなくてはいけないので。あとは、中国に関する日本国内のセミナーに参加することもありあます。

aya:母国(中国)のことを日本の視点から学ぶことで、自分の知らない中国が見えることもありますか?

リン:そうですね。中国はやはりとても広いので、例えば地域ごとでも全く文化が違うのだな、と外の視点で感じました。私の地元は広州ですが、上海の方と比べても仕事の進めかたが違うと感じます。中国も方言がありますから、私は広東語のほうが話しやすいいし、広東語で話しかけると広東の文化圏の方は親切にしてくれます。一方で、上海の人は上海弁があるので、同じ中国語でもやはり聞き取りづらいです。それと、上海の人のほうが資料のチェックなどもそこまで細かくないような気がしますね。

今、自分が直面している課題。そしてこれからのキャリア像。

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aya:今、お仕事をされていて困っていることはありますか?

リン:未だに日本語でコミュニケーションを取ることの難しさに困っています。私は知らない人と話をするのも苦手なので、初対面の方とコミュニケーションを取ることも難しいです。知らない人と会話できるチャンスが多いことは嬉しいことなんですけれど。

あとは、占いの知識をもっと深めないといけないので困っています。元々、占いにとても詳しいというわけではないので…。周りの人に教えてもらいながら、少しずつ覚えています。中国の占い師の方との契約を結ぶのも簡単ではないので、そこも頑張らなくてはと思っています。日本と中国とで、契約の結び方や契約書の形式も変わってきますので。

aya:ご自身で感じる、自分の強みと今後の課題を教えてください。

リン:難しいですね…強みは、責任感が強いことかと思います。改善したい課題点は人と話すとき緊張してしまいやすいので、そこを直したいです。人見知りで、日本語・中国語にかかわらず話す時は緊張してしまいます。

aya:そうなんですね!なんだか意外です。そんなリンさんの、これから3~5年後のキャリア像を教えていただけますか?

リン:まずは、自分のなかでしっかりと人のネットワークを持ちたいと思っています。

そしてもっと人間的に自立をしていきたいです。たとえば3~5年後には、自分で両親の面倒を見れるようになっていたいし、職場でも頼られる人になっていられたら嬉しいです。プライベートでも、友達が悩んでいれば的確にアドバイスをしてあげられるような人になりたいですね。そうすることで、自分に自信が持てるようになると思うので。

aya:自分に自信を持つことと人間的な自立は、リンさんにとって繋がっているんですね。リンさんのこれからの活躍に期待しています!本日はありがとうございました。

次回もメディア工房で活躍する社員のインタビューや対談をお届けしていきます!

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